「庭」→「駐車場」にリフォームしよう!

『庭を駐車場にリフォームする』

「庭」→「駐車場」にリフォームしよう!

「庭を駐車場にリフォームしたい!」けど

費用を抑えたいから自分でDIYしようか迷っている。

プロに依頼することも検討したいが、良い業者の選び方がわからない。

失敗しないための費用節約ポイントを知りたい。

といった方に向けた記事です。

現代では各家庭で一人1台車を保有したり、家族構成によって庭の利用方法が多目的になっています。その結果、コンクリートなどによる駐車場スペースのリフォームを求められることが増えています。

「庭を解体して駐車場にする」というのは、今、多くの家庭で必要とされているリフォーム工事のひとつです。しかし、適切な知識がないまま安易にDIYを進めると時間やコストを無駄にしてしまいます。

また、業者との交渉ポイントを押さえておかないと、仕上がりに満足できても、予想外の費用を発生してしまう・・・なんて場合もあります。

本記事では、庭を駐車場にリフォームする際にDIYをオススメしない理由と、業者との失敗しないやりとりのポイントを詳しく解説しています。

1.庭を駐車場にリフォームするならDIYはオススメしない!

  コンクリートの性質を踏まえて、安易なDIYをオススメしない(理由)

  →業者に依頼したほうが良い

庭を駐車場にリフォームしよう!と考える場合、まず最初の分かれ道がこちらです。

自分でDIYする

プロの業者に依頼する

これは大きな決断ポイントです。

費用、時間、労力、品質、美観(仕上がり)など、さまざまな要素が関係してきます。

それぞれの方法の利点と欠点を明らかにします。

庭を駐車場にリフォーム!DIYと業者依頼の3つの違いを詳しく解説

DIYのメリット

DIYで駐車場をリフォームするにもいくつかのメリットがあります。

  • コスト削減
  • 自由なデザイン
  • スキルアップ

まず最大のメリットは費用を抑えられることです。業者に依頼する場合の人件費や、さらなる外注へのマージン、その他各工種に宿っている付加価値(費用)を節約できます。

次に自分の好きなデザインや素材を選び、自分のペースで作業を進めることができます。自分のデザイン案を業者に伝えても、反映されにくい場合が多いです。

例えば、「コンクリートを細かく区切っておしゃれなデザインの駐車場にしたい!」という要望を業者に伝えたとします。しかし様々な理由でその要望を否定したり、断ってくる業者がいます。

コンクリートの駐車場を細かく区切るためには、より多くの型枠組立や目地材(仕切り材)、作業手間といった様々な費用が発生するため、業者としては手早く施工できるシンプルなデザインに誘導したいといった思惑が潜むためです。

その点、DIYであればどこまでも思う存分に施工して満足することができます。

そして自身のDIYスキルの向上が期待できます。DIYを通じて新しいスキルを習得することが可能で、達成感を味わうことができるだけでなく、その次にできるコトが増えていきます。

「花壇をレンガで作ってみた!」

「次はレンガでアプローチを作ってみよう!」

「次はインターロッキング駐車場にもチャレンジしてみよう!」

と経験を応用して選択肢が増えていきます。

DIYのデメリット

一方で、DIYにはデメリットもあります。

  • 技術と知識の不足
  • 時間と労力の負担
  • 品質保証がない

そもそもですが専門知識がないと、施工ミスやトラブルが発生しやすいです。情報収集しながら材料を集め、YouTubeなどで勉強しながら作業しなくてはなりません。簡単そうに思えたリフォームも、一人でボチボチ作業では終わりが見えない・・・なんてこともあります。

とくに簡単なDIYであれば良いのですが、庭をコンクリート駐車場にしたいという規模のDIYであれば相応の技術と知識が必要です。でなければ間違いなく失敗します。

庭の一部だけならともかく、庭全体であったり、駐車場などのように大規模なリフォームは多くの時間と労力を要します。そのため仕事や家事との両立が難しい場合が予想されます。

庭を駐車場にするリフォーム工事期間は平均で3週間程度です。プロの専門会社が本業としてそのくらいの期間を要します。同程度のリフォーム工事を素人が行う場合には、

・平日はほとんどDIYに割く時間がない。

・休日のみ!しかし家族サービスで満足にDIYに専念できない。

となることが予想されます。

作業が間延びするとダラダラしてしまいますよね。結果、完成がいつになることやら・・・こんなことなら業者に任せてしまえば良かったな・・・。となります。

業者に依頼する場合と比べると、仕上がりの美観だけでなく、品質や耐久性に大きな不安が残ります。

例えば、排水設備の設置や基礎工事など、専門的な知識が必要な作業はDIYでは難しい場合があります。

また、今回のテーマである駐車場のリフォームに『コンクリート』という素材を採用する場合においてはとくに大きな課題となります。

コンクリートは天候や気温による影響を受けやすい材質であり、技術や知識が不足したままだと間違いなく失敗します。それが駐車場リフォームという規模であればなおさらです。

また、専門業者から購入する生コンクリートと、素人がDIYで練り上げたコンクリートではそもそもの品質に大きな差があります。

「コンクリート駐車場のDIYをオススメしない理由」とはつまり、

・庭をコンクリート駐車場にする → プロがいる専門業者

・コンクリート駐車場の一部を修繕・補修する → 素人でもDIY可能

ということです。

時間と労力、コストをかけてDIYをし、苦心して完成したコンクリートの駐車場が、美観を損なったり、すぐにひび割れたりしては落胆してしまいますよね。そしてやり直しや、必要以上のメンテナンスが発生し、結局コストがかかるといった失敗例が多いのも事実です。

2.リフォームの「設計段階」で費用を抑えよう!「庭から駐車場へ」費用節約方法

  見積書や設計図で確認すべきポイント

1. 「庭」→「駐車場」計画段階の重要性

「庭」→「駐車場」予算の設定

リフォームにかかる費用を予算として設定することも重要です。以下のポイントを考慮して予算組みをしてみましょう。

①基本工事費用

②追加工事の可能性

③メンテナンス費用

『予算』は大きく2つの考え方をもってください。

当初予算:始め方から想定される予算

補正予算:予期せぬ追加費用をカバーするための余裕資金

予期せぬ追加費用とは、例えば埋設物が出現して移設や切り回しが必要になった場合や、材料費が高騰した場合などが考えられます。

また、リフォームが進むにつれて、ついでにお願いしたい工事が発生することも良くあります。「業者さんがいるうちに、ここもきれいにしてもらおう!」「こんなデザインに変更して欲しい!」というコトのついで工事は、業者の施工に待ったをかけたり、工程の進捗を鈍らせます。

とくに段取り替えや資材の再発注といった事態については、業者から追加請求が発生しても文句がいえず、交渉の余地も低いです。よって費用がかさむ原因となるわけです。

3.庭から駐車場へリフォームするのなら!「施工段階」も費用節約

  施工前・中・後に注意すべき要点など

4. 「庭」→「駐車場」施工段階のポイント

コスト管理

駐車場のリフォーム費用節約のためには工事中のコスト管理も重要です。以下3つの点に注意して費用を管理してみてください。

①予算内での工事

②追加費用の確認

③節約ポイントの把握

当初の見積りから大幅に予算がオーバーしないように注意する必要があります。当初予算内でリフォーム工事を進めるためには以下の点に注意します。

①見積りの詳細確認

業者から提出された見積りの内訳を詳細に確認してください。専門用語や施工単価が大きい工種、その他不明な点があれば必ず施工前に質問して理解・納得しておく必要があります。

②設計図面の照査

照査といっても図面を専門的に読み取ることは難しいかと思います。細かい寸法から違和感を覚えることも困難です。それでも図面の確認だけはしてください!

駐車場のコンクリートのサイズに違和感がないか。

階段の数が足りなくないか。

ウッドデッキの長さ・広さは十分か。

「要望は伝えた。」「間違いないだろう。」という思い込みで何かを見落としたまま工事を進めてしまうと後々後悔します。おおよその部分だけでも必ず確認してから着工するようにしてください。

追加費用の発生も良くある事例です。そのため、工事中に発生する可能性のある追加費用を着工前に業者に確認し、対応策を協議しておくことが重要です。

そのやりとりがあるかどうかで、少々の追加費用を業者に負担してもらえないかという事前約束(お願い)を交わすことができるかもしれません。それがないまま追加費用が発生した場合、最後の精算で業者から満額請求されます。どんなケースでも事後交渉では優位に立てません。

例えばこの様な対策方法があります。

契約書に明記:リフォーム工事契約書に追加費用が発生する可能性のある項目と、その際の対応方法を明記してもらいます。

予備費の設定:予算に予備費を設定し、予期せぬ追加費用に備えるという受け身の方法です。本当の限界予算が300万円であれば、リフォーム工事を依頼する際の予算を250万円として業者に伝えて計画をたてます。限界予算の10%以上を予備費として設定しておけばなんとかなります。

見積り段階や打合せ段階で節約できるポイントを把握し、コストを抑える方法を検討してみるのも一つの手段です。

DIYの活用:例えばDIYです。前述しましたが、駐車場全体のDIYは避けるべきですが、小規模で部分的な自分でできる作業をDIYで行えば、業者に依頼するよりも費用を節約できます。

例えば、庭木の伐採や除草作業、簡単な整地作業や撤去作業などであればオススメです。。

4.賢い「業者選び」でリフォーム費用を抑えて庭を理想的な駐車場へ!

  目次の2.3を踏まえて、業者の選び方、相見積りの重要性、交渉の仕方など

2. 「庭」→「駐車場」にするリフォーム業者選びのポイント

複数の見積もりを取得

優良な業者を選ぶことができるかはリフォームの品質と費用に大きく影響します。まずは複数の業者から見積りを取り、比較検討してみてください!(同類内容の見積りを2社以上請求することを『相見積り』といいます。)その際に着目すべきポイントは3つ。

①作業内容

②見積り金額

③工事期間

まず大前提として、業者に依頼する場合は3社比較をしてください。同じ要望でも3社3様のプランニングが仕上がります。デザイナーやプランナーの得意なスタイルが現れたり、逆に個性のない会社というコトが判明したりして、なんとなくその無難なデザインを気に入ってしまったり・・・といった楽しみがあります。

「庭をコンクリートの駐車場にリフォームしたい!」という要望についても、業者によって作業内容(項目)が異なることもあります。

・作業内容の項目が少ないが費用の安い会社

・作業内容の項目が少ないがデザイン性が豊かな会社

・作業内容の項目が多いが、コンクリートの下地を丁寧に施工する会社

・作業内容の項目が多く、費用も高い高級志向の会社

などの様相がわかることでしょう。

A業者には○○という作業項目があるのに、もう一方のB業者には○○項目がない。

A業者B業者共に同じ△△という作業項目があるが、金額に開きがある。その理由は?

といった比較をすることが可能となります。比較対象があれば素人であるお客さんでもある程度の判断や、業者との協議をすることが可能となります。

相見積りを比較することで、コンクリート駐車場のリフォーム工事費用相場を把握しやすくなります。

見積り1社だと、

「庭をコンクリート駐車場にリフォームするのってこんなに高いの!?」

「ちょっと考え直そう・・・。」

という気持ちになりがちなのですが、

見積り3社だと

「庭をコンクリート駐車場にリフォームするのって、やっぱりこれくらいするんだな。」

「この中から検討してみよう。」

といったポジティブな思考になり、相場に対する覚悟や決意が芽生える傾向があります。

また、相見積りで得た情報を基に業者と交渉することも可能となります。

「A業者には○○という作業項目があるがB業者にはない。」

「しかしB業者のデザイン性は気に入った。」

「B業者に○○というサービスの追加を交渉しよう!」

「A業者は△△という作業を5万円でやってくれるが、B業者は同じ△△に10万円かかるという。」

「B業者にリフォーム工事を依頼するから△△をA業者と同額の5万円にサービスしてよ。」

といえます。交渉には根拠が必要です。その結果次第で費用を節約するための選択肢が広がります。

5.「庭→駐車場にリフォーム」コンクリート駐車場のおすすめデザイン

  コンクリート駐車場にする場合のデザイン事例

6.「庭→駐車場にリフォーム」ポイントまとめ

  1~5の要点まとめ

「庭」→「駐車場」へリフォームするポイントまとめ

駐車場リフォームをお得に成功させるためには、計画段階からしっかりと準備し、適切な業者選びや施工方法を選択・交渉することが費用節約のポイントです。

まずは安易なDIYを避けて無駄な費用や労力、時間の損失を防止してください。

そして設計段階、施工段階で想定外の費用が発生しないよう、事前に準備をしておきましょう。

優良な業者選びは非常に重要です。それによって工事に出来ばえや品質は大きく異なります。それ以上に肝心なのは良い業者と巡り会えたかどうかです。リフォーム後の満足度は工事の出来ばえや費用をどれだけ節約できたかよりも、業者と良好な関係を築くことができたかどうか。多少想定外の出費が発生しても、双方が気持ちよくリフォーム完成に到達できたかどうかに依ります。

これらのポイントを押さえることで駐車場リフォームの費用節約を実現し、快適で理想的な駐車場を手に入れることができます。

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